沖縄県道110号線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
沖縄県道110号線(おきなわけんどう110ごうせん)は沖縄県名護市真喜屋と屋我地島とを結ぶ一般県道。
目次 |
[編集] 概要
[編集] 区間
- 起点・名護市字真喜屋(国道58号)
- 終点・名護市字屋我
- 総延長・13.73km(実延長も同じ)
[編集] 通過自治体
[編集] 交差する道路
- 国道58号(起点・起点部は旧道で、そのあとバイパスが交差する)
- 沖縄県道125号線(名護市済井出、饒平名)
- 沖縄県道247号古宇利屋我地線(名護市運天原)
- 沖縄県道248号屋我地仲宗根線(同)
[編集] 重複道路
- 沖縄県道125号線(名護市済井出)
[編集] 橋・主要施設
[編集] 路線バス
72番・屋我地線(琉球バス交通・沖縄バスの共同運行)が名護バスターミナルから真喜屋~済井出~県道125号~饒平名~運天原のルートで乗入れている。なお古宇利島へ向かうバス路線は今のところない。
[編集] 歴史・特徴
[編集] 路線全般
- 1953年に琉球政府道羽地屋我地線として指定。1965年に琉球政府道110号線となり、1972年の本土復帰と同時に県道110号線となる。
- この道路は名護市真喜屋を起点として、奥武島を経由して屋我地島を一周する道路で、1975年の海洋博覧会前後に一度整備され(屋我地大橋は復帰前から開通していた)、現在の屋我地大橋が完成した1990年代から本格的な整備を始めた。
[編集] 架橋
- 屋我地大橋開通前は今帰仁村の運天港から船で屋我地島に渡っていた。1953年に初代屋我地大橋が完成したが、1960年のチリ地震による大津波で破壊された。その後すぐ2代目の屋我地大橋を建設し、1963年に完成した。しかし本土復帰後、年々進む道路整備で幅員5.5mと小さく歩道もなく危険だったため、1990年頃から3代目の建設に着手。そして1993年3月に3代目の現在の屋我地大橋が完成した。
- 沖縄本島と屋我地島の間の奥武島にも架橋されており、現在の橋は1982年に完成している。
- また屋我地島から1km以上離れた古宇利島にも2005年に古宇利大橋開通(橋は県道古宇利屋我地線)、さらに沖縄本島の今帰仁村側にも架橋が計画されている(ワルミ大橋、2010年頃開通予定。橋自体は県道屋我地仲宗根線)。このためこれらの橋の建設にあわせて道路改良をさらに進んでいる。