岩城島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
岩城島(いわぎじま)は、愛媛県北東部に位置する離島である。広くは芸予諸島に、小さくは上島諸島に含まれる。
島の中央にそびえる積善山は、瀬戸内海の島々の中でも一二の標高を有し、三千本に及ぶ桜の名所としても知られている。これらの観光資源を活用した観光客誘致や、1985年からは「青いレモンの島」のキャッチフレーズで、島特産のレモンを利用した産業振興策に取り組み始め、今日では一定の評価を得ている。さらに、1990年代からはグリーンツーリズム等にも取り組んでいる。
目次 |
[編集] 自然
[編集] 地理
- 生口島の南に位置する。
- 島の一番の集落は、南部の岩城地区で、行政関係機関、高等学校(分校)などがある。
[編集] 地名の由来
岩城という名は古代の部族名による、あるいは平安時代に岩清水八幡の所領になったとか、いくつかの説がある。また、魏志倭人伝に「己百支」(いわき)国としてすでにその名があるが、確たるものは不明。(村の資料より)
[編集] 歴史
[編集] 行政
- 行政区画として、愛媛県越智郡上島町に属する。
- 愛媛県果樹試験場岩城分場がある。
[編集] 経済
- 主要産業は、農業並びに造船業である。
- 農業 かんきつ類
- 造船業 岩城造船の造船所がある。
[編集] 交通
- 岩城島を含む上島地域の交通の中心は因島(広島県)であり、因島への航路が頼りといえる。因島又は生口島まで渡ると、瀬戸内しまなみ海道により、本州及び四国と橋でつながっている。
- より長期的には上島架橋構想があるが完成時期は全く見通しが立っていない。
- 主要航路
- 今治~友浦(大島)~木浦(伯方島)~岩城~佐島~弓削~生名~土生(因島) 高速艇
- 木浦~岩城~佐島~弓削~生名~土生 フェリー
- 小漕(岩城島)~洲江(生口島)~金山(因島) フェリー
- 岩城港(岩城漁港)
- 岩城島周囲の漁場ではマダイ・アコウ・メバル等が生息し、一本釣り、刺し網、採介藻、養殖業など多種に渡る漁業が営まれており、岩城漁港は上島町の水産業に重要な役割を果たしている。ただ、桟橋や物揚場は昭和40年代から50年代にかけて整備されたもので、かなり老朽化している。
- 小漕港は島の北部にあり、因島、生口島と結ばれている。
[編集] 名所・名産
- 名所
- 名産
- 郷土料理 ・・・いぎす豆腐、鯛めん、小魚のから揚げ、活魚料理