岸本葉子
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岸本 葉子(きしもと ようこ、1961年6月26日 - )は、日本のエッセイストである。「岸本葉子」は、最初の作品『クリスタルはきらいよ』のヒロイン名から取ったペンネームである。
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[編集] 経歴
神奈川県出身。神奈川県立湘南高等学校卒業。東京大学教養学部卒業後、東邦生命保険相互会社に入社。就職体験を綴った『クリスタルはきらいよ』を在職中に出版、ドラマ化もされる。その後退社して中国の北京外国語学院に留学。帰国後、文筆生活に入り、数多くの生活エッセイを書く。良質な書評を書くことでも知られ、他者の文庫への解説も多く執筆している。2001年には虫垂癌と診断され、その手術・治療体験を2003年に『がんから始まる』として著した。その後も積極的な文筆活動を展開し、ガン克服キャンペーンにも参加している。
[編集] 作品リスト
- クリスタルはきらいよ(1985年、泰流社)
- 微熱の島 台湾(1989年、凱風社)
- なまいき始め 9to5にさよなら(1990年、日之出出版)
- ボーダーを歩く(1990年、コスモの本)
- さよならニナーダ(1990年、凱風社)
- 今夜もパジャマトーク(1991年、ファラオ企画)
- わたしの旅はアジアから(1991年、文藝春秋)
- 禁じられた島へ(1992年、凱風社)
- 女が結婚したいと思うわけ(1992年、大和出版)
- やっぱり、ひとりが楽でいい(1994年、講談社)
- 近ごろの無常(1994年、マガジンハウス)
- 留守電のもんだい(1995年、PHP研究所)
- 自分で自分を楽しませる知的な生活(1996年、講談社)
- 30前後、やや美人(1996年、読売新聞社)
- 微熱の島 台湾 新版(1996年、凱風社)
- 旅はお肌の曲がり角(1996年、実業之日本社)
- 夕方、ハルピン駅で(1996年、NTT出版)
- 家にいるのが何より好き(1997年、文藝春秋)
- 三十女のおいしい暮らし(1997年、講談社)
- つかず離れず、猫と私(1998年、文藝春秋)
- 家もいいけど旅も好き(1998年、河出書房新社)
- 結婚しても、しなくても(1999年、マガジンハウス)
- 本はいつでも友だちだった(1999年、ポプラ社)
- ふわっとブータン、こんにちは(1999年、NTT出版)
- ちょっとのお金で気分快適な生活術(2000年、講談社)
- マンション買って部屋づくり(2000年、文藝春秋)
- 恋もいいけど本も好き(2000年、講談社)
- もうすぐ私も四十歳(2000年、小学館)
- 私の居場所はここにある(2000年、マガジンハウス)
- 実用書の食べ方(2000年、晶文社)
- 本棚からボタ餅(2001年、中央公論新社)
- 若くなくても、いいじゃない(2001年、小学館)
- 目指せ!「大人の女」(2002年、PHP研究所)
- 女の底力、捨てたもんじゃない(2002年、講談社)
- ひとり暮らしのおいしいキッチン歳時記(2002年、PHP研究所)
- 幸せまでもう一歩(2003年、中央公論新社)
- わたしのひとり暮らし手帖(2003年、大和書房)
- がんから始まる(2003年、晶文社)
- パソコン学んでe患者(2004年、晶文社)
- 本だから、できること(2004年、ポプラ社)
- 歳時記を生きる(2004年、中央公論新社)
- からだの事典(2005年、清流出版)
- 岸本葉子の暮らしとごはん(2005年、昭文社)
- 食というレッスン(2005年、小学館)
- からだの事典(2005年、清流出版)
- 楽で元気な人になる(2006年、中央公論新社)
- 四十でがんになってから(2006年、講談社)
- ぼんやり生きてはもったいない(2006年、中央公論新社)
- がんから始まる(2006年、文藝春秋)
[編集] 参考項目
- なんとなく、クリスタル - 1980年に田中康夫が発表した小説。当時の女子大学生の風俗や流行を描き、ベストセラーになった。