後藤昌次郎
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後藤 昌次郎(ごとう しょうじろう、1924年-)は、弁護士。数多くの冤罪事件を扱ってきた日本を代表する刑事弁護の大家である。
岩手県和賀郡黒沢尻町(現・北上市)出身。旧制黒沢尻中学校(現岩手県立黒沢尻北高等学校)卒業、旧制第一高等学校文科および理科卒業、東京大学法学部を経て、1954年に弁護士となる。
かかわった主な冤罪事件として、松川事件、八海事件、青梅事件、日石・土田邸事件、総監公舎爆破未遂事件、日大闘争警官傷害致死事件などがある。1992年に東京弁護士会人権賞受賞した。草笛を趣味としている。
[編集] 著書
- 『神戸酒鬼薔薇事件にこだわる理由(わけ)「A少年」は犯人か』(現代人文社)
- 『野人弁護士がゆく』(太田出版)
- 『陪審制度を考える(岩波ブックレット)』(岩波書店)
- 『真実は神様にしかわからない、か』(毎日新聞社)
- 『労働者の法律問題(岩波新書) 』(岩波書店)
- 『裁判を闘う』(毎日新聞社)
- 『無実冤罪事件に関する12章』(三一書房)
- 『冤罪(岩波新書)』(岩波書店)
[編集] 共著
- (上田誠吉)『誤まった裁判(岩波新書) 八つの刑事事件』(岩波書店)