心の瞳
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心の瞳(こころのひとみ)は、歌手の坂本九が日本航空123便墜落事故で亡くなる直前、1985年5月22日にファンハウス移籍後初のシングル「懐しきlove-song」のB面曲として発売されたが、結果的に遺作となってしまった楽曲。作詞は荒木とよひさ、作曲は三木たかし。
坂本九はこの曲が出来たとき、妻の柏木由紀子に「ねぇ、ユッコ、今度の曲絶対ユッコが気に入るよ!すごくいい曲なんだ、これは僕たちの歌だよ」と大喜びで譜面とテープを見せるなどこの曲を大いに気に入っていた。 さらにこの曲をコンサートのラスト・ナンバーにしようと考えていたようで、「これでコンサートのエンディング曲が出来た。あとはオープニング曲だ」と話していたことから今後の音楽活動に気合いを入れていたことがわかるが、事故のためについに実現することはなかった。
現在は中学合唱曲としての知名度が高く、これを編曲した滝口亮介をはじめとして、横山潤子、長谷川剛、梅垣達志といった、多くのアーティストによって編曲されている。なお、合唱曲として使われているものは「生きてきた足あと」、「歩いてた人生」が「生きてきた人生」、「歩いてた足跡 」と変えられてしまっている。(横山潤子版は、そのまま)
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