愛のカレードスコープ
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「愛のカレードスコープ」は宝塚歌劇団雪組が上演したオムニバス形式のミュージカルである。1985年6月28日~8月2日に宝塚大劇場で、同年11月3日~11月27日に東京宝塚劇場で上演された。併演作はショー「アンド・ナウ!」。
この作品は雪組トップスター平みちと神奈美帆のお披露目公演となった。
目次 |
[編集] あらすじ
[編集] 第一話
エスカミリオとクリスティーナは幼なじみの恋人同士。エスカミリオはクリスティーナの両親がエスカミリオが立派なマタドールに出世すれば結婚を許すというのでトレドへ出てきたが、今はまだ牛の世話や乳搾りをしている身。エスカミリオ故郷のクリスティーナを思い「今流行のマタドールであるイグナシオは自分である」と嘘の手紙を書いてしまった。 しかしその手紙を読んだクリスティーナと両親がエスカミリオを訪ねて来ることになってしまい、エスカミリオは友人たちの助けを借りイグナシオになりすませてしまおうと考えるが・・・
[編集] 第二話
ニューヨークの下町。このあたりで大きな縄張りを持つジョージ・シュナイダーは交通事故でカレンという少女を失明させてしまい、その責任からカレンを可愛がり治療に通わせていた。また自分がライバルギャングのマジソンを殺して縄張りを大きくした素性は隠したままでいた。 ある日、刑事アランはジョージを「マジソン殺害を自白しなければカレンに素性をばらす」と脅迫するが・・・
[編集] 第三話
14歳のマリー・アントワネットは近衛隊長のビクトール・ローゼンベルクに恋をし、また周りもそれを見守っていた。だがしかし女王マリア・テレジアはマリーをフランスのルイ15世の妃にする話を進めていた。 結婚が決まり、マリーがフランスへと出発する日が近づいたとき、ビクトールはマリーのフランス行きの護衛の任務につくように任命される・・・
[編集] スタッフ
[編集] キャスト
[編集] 第一話
本公演 | 新人公演 | |
---|---|---|
エスカミリオ | 平みち | 高嶺ふぶき |
クリスティーナ | 神奈美帆 | 美月亜優 |
カルロス | 沙羅けい | 文月玲 |
エスメラルダ | 木花咲耶 | 立原かえ |
イグナシオ | 千城恵 | 美樹さやか |
イザベル | 北いずみ | |
ソニヤ | 岸香織 | |
マチルダ | 晃みやび | |
ロリータ | 裕あゆむ | |
ルチヤ | 加茂千条 | |
マリータ | 飛鳥裕 | |
ファニータ | 花鳥いつき | |
カロリーヌ | 琴月千湖 | |
メリーヌ | 彩辰美 | |
ローラ | 明都ゆたか | |
マルタ | 野添さゆ紀 |
[編集] 第二話
本公演 | 新人公演 | |
---|---|---|
ジョージ | 平みち | 安輝ひさと |
カレン | 神奈美帆 | 桂あさひ |
アラン | 尚すみれ | 古代みず希 |
エドナ | 鳩笛真希 | 千種まみ |
ポール | 奈々央とも | |
オスカー | 北斗ひかる | |
ウイリー | 箙かおる | |
ジム | 一路万輝 | |
トム | 岬甲 | |
アル | 安輝ひさと |
[編集] 第三話
本公演 | 新人公演 | |
---|---|---|
ビクトール | 平みち | 一路万輝 |
マリー・アントワネット | 神奈美帆 | 紫とも |
カール王子 | 杜けあき | 鮎ゆうき |
マリア・テレジア | 三鷹恵子 | |
アマリーエ | 美風りざ | 早原みゆ紀 |
バルテンシュタイン男爵 | 克沙千世 | |
ベンツェルカウニッツ伯爵 | 青樹りょう | |
ヨハン | 真咲佳子 | |
エリザベート | 銀あけみ | |
エンツェンブルグ夫人 | 一原けい | |
ゲオルクロイター | 亜美じゅん | |
バーゲンザイル | 真笛ひびき | |
ペトラッシュ夫人 | 上代粧子 | |
ポンヤトフスキー | 古代みず希 | |
オルガ | 立原かえ | |
テレサ | 光木裕 |
[編集] メディア
- 映像
- 「愛のカレードスコープ」関西テレビ 1985年8月24日放送
- 「愛のカレードスコープ」wowow 1993年12月1日放送
- 「愛のカレードスコープ」TAKARAZUKA SKY STAGE 2006年2月放送
- レコード
- TMP-1091~92「愛のカレードスコープ」「アンド・ナウ!」実況録音盤だが現在廃盤。