成島熊野神社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
成島熊野神社 | |
---|---|
所在地 | 岩手県花巻市東和町北成島5-1 |
主祭神 | -- |
創建 | 延暦21年(802年) |
本殿の様式 | 流造 |
例祭 | 9月19日 |
成島熊野神社(なるしまくまのじんじゃ)は、岩手県花巻市にある神社である。
[編集] 歴史
坂上田村麻呂が征夷に際し紀伊の熊野三山に戦勝を祈願し、無事平定することができたので、延暦21年(802年)、この地に熊野三山の神を祀ったのに始まると伝える。
[編集] 祭事
春秋の祭では「泣き相撲」が行われる。赤ん坊をそれぞれの親方が抱き、先に泣いた方が負けとなる。秋の例大祭では地元の満一歳の長男のみが参加できるが、春の祭の泣き相撲は「全国泣き相撲大会」と称して参加資格を2歳以下の男女とし、全国から参加者が集まる。
坂上田村麻呂が鎮座祭に重臣に相撲を取らせたのが始まりで、元々は大人の相撲であったが、勝った地区が豊作になるという事から流血見る事があり、それ以来赤ん坊の相撲になったといわれている。
[編集] 文化財
本社に伝わる「兜跋毘沙門天立像」は平安時代初期の作とみられ、国の重要文化財に指定されている。全長4.73メートルで、欅の一本彫仏像の中では日本最大とされている。
室町時代に建造された本殿は、県の重要文化財である。
カテゴリ: 岩手県の神社 | 熊野神社 | 花巻市 | 神道関連のスタブ項目