戦争遺跡
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戦争遺跡(せんそういせき)は、戦争のために造られた施設や、戦争で被害を受けた建物などで、現在も残っているもの。かつての戦争の時代を物語る遺物であり、後世に伝えることで歴史の生きた教材になりうる。
日本では1980年代半ば頃から、戦争体験を伝える一環として、各地の戦争遺跡の調査や記録、保存運動などが行われてきた。(1987年に戦争体験を記録する会『大阪の戦争遺跡ガイドブック』が刊行された) 第二次世界大戦期のものが多いが、西南戦争の戦跡なども含まれる。近年では保存措置が講じられたり、文化財として指定される事例も出ている。