戸島
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戸島とは、宇和島港の沖合いの有人島である。三浦半島(蒋淵半島)の突端のすぐ先にある。日振島は戸島のさらに西、九州側になる。
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[編集] 歴史
- キリシタン大名として知られる一条兼定が、1574年長曾我部氏との戦いに敗れてこの島に逃げ落ちたと伝えられる。1585年に亡くなり、島内の寺に墓地がある(市指定史跡)。
- 昭和20~30年代にネズミが大発生する。
[編集] 産業
今日でははまち、ぶり類の養殖が盛んで、戸島漁協では「戸島の男ぶり」のブランド名で出荷している。 ほぼ全島が足摺宇和海国立公園地域に含まれる。
[編集] 行政
- 宇和島市の行政区画に属する。
[編集] 社会
小学校あり。
[編集] 交通
宇和島港から高速艇あり。
[編集] その他
- 吉村昭『海の鼠』(新潮社)のモデルとされる。