振動 (物理現象)
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振動(しんどう)とは、なんらかの物理量がその基準とする値に対して大きくなったり小さくなったりを繰り返す現象を意味する。そのうちもっとも身近な振動はものが揺れ動くことである。物が振動すると、音や衝撃を発生させるため、強度の振動は構造物や人体に重大な影響として現れる。振動のふれはばを振幅(しんぷく)、振動の一単位にかかる時間を周期という。
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[編集] 公害としての振動
環境基本法で定義されている典型七公害のひとつであり、振動規制法によって、規制される。主に、幹線道路や鉄道を走行する車両、工場の機械設備や土木建築現場の建設機械などの作動によって引き起こされ、周辺住宅などに与える振動は公害とみなされる。
[編集] 振動の弊害
回転機器などにおいては、固有振動と一致すると共振によりより大きな振動となり破損にいたることもある。