斎藤その女
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斎藤その女(さいとう そのじょ、天明元年(1781年) - 慶応3年(1867年))は、江戸時代後期に活躍したの女流俳人である。
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[編集] 出自及び生涯について
大穴村(現在の千葉県船橋市大穴)の名主斎藤安兵衛家に生まれ、子供の時から俳諧に親しんだ。娘時代から江戸の有名な俳諧である夏目成美や俳諧知人の小林一茶などに師事。寡婦となり、50代以降は特に俳諧と念仏に没頭した。その女は、船橋市指定文化財である二宮神社句額奉納の際の主催者であり、傘寿の記念に「憑蔭集(たのむかげしゅう)」という俳諧集が刊行されており、雀と遊ぶその女を描いた柴田是真(蒔絵師)の絵が添えられている。慶応4(1868年)年1月28日に87歳という高齢で没した。墓標は大穴北の西光院にあり、船橋市指定文化財となっている。
[編集] 「斎藤その女」に関わる文化財
[編集] 市指定
- 斎藤園女等二宮神社奉納句額
- 斎藤その女の墓