斬魔大聖デモンベイン ド・マリニーの時計
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『斬魔大聖デモンベイン ド・マリニーの時計』(ざんまたいせい- -とけい)は古橋秀之/著、Niθ(にしー)/イラストのライトノベル。角川スニーカー文庫刊。
『斬魔大聖デモンベイン』の公式外伝。
雑誌『ザ・スニーカー』に掲載された短編2本に、1本の書き下ろし作を加えた内容。ドクター・ウェストが全ての話に登場し、彼がメインと言える短編集である。
収録作品は以下の通り。
「第一話 ド・マリニーの時計」(ザ・スニーカー 平成18年4月号掲載)
「第二話 遺跡破壊者(トゥームバスター)」(書き下ろし)
「第三話 破壊の序曲」(ザ・スニーカー 平成17年4月号掲載)
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
「第一話 ド・マリニーの時計」
アル・アジフのロストページを巡り、大十字九郎とドクター・ウェストが激突する。
「時間を操る」力を手に入れた破壊ロボに対し、デモンベインは如何に立ち向かうのか?
「第二話 遺跡破壊者(トゥームバスター)」
原作ゲームより10年ほど前の世界を舞台に、ドクター・ウェストとラバン・シュリュズベリイ博士の出会いが描かれる。
真理を求めて世界中を旅する若かりし日のドクター・ウェストが邂逅したのは、彼が初めて目にする〝魔術〟という力を使う男だった。
「第三話 破壊の序曲」
ドクター・ウェストは、どのようにして奇想天外な発明をアーカムシティでするようになったのか?
原作ゲームの数年前を舞台に、彼が「アーカムシティのドクター・ウェスト」になる過程を描いた物語。
[編集] 登場キャラクター
- ドクター・ウェスト
- マッドサイエンティスト。若き日には真理を求めて世界中をまわり、後にアーカムシティで魔術結社ブラックロッジの一員として破壊ロボを発明し、大十字九郎の前に立ちはだかる。
- 大十字九郎(だいじゅうじくろう)
- アーカムシティのしがない探偵。アル・アジフと契約し、デモンベインを駆り魔術結社ブラックロッジと戦う。
- アル・アジフ
- 魔導書アル・アジフの精霊。少女の姿をしている。
- ラバン・シュリュズベリイ
- 魔術師であり、魔導書セラエノ断章の筆者。魔翼機バイアクヘーを駆り、怪異に立ち向かう。
- ハヅキ
- 魔導書セラエノ断章の精霊。少女の姿をしており、クールな性格である。
- 覇道瑠璃(はどう るり)
- 覇道財閥の総帥。祖父の覇道鋼造から財閥とデモンベインを受け継ぎ、魔術結社ブラックロッジからアーカムシティを守ることを信条としている。