新宿末廣亭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新宿末廣亭(しんじゅくすえひろてい)は、東京都新宿区新宿三丁目にある寄席。都内に4軒ある落語定席の一つで、落語を中心に、漫才、俗曲などの色物芸が多数執り行われている。末廣亭は、簡体字である末広亭と表記されることも多い。
目次 |
[編集] 歴史
1897年創業。第二次世界大戦により、焼失したが、初代席亭の北村銀太郎が1946年に再建。寄席の伝統を思わせる趣のある造りの建物が現在でも健在である。
[編集] 番組
毎月10日ごとに出演者・演目が入れ替えられている。
- 上席(かみせき)1日~10日
- 中席(なかせき)11日~20日
- 下席(しもせき)21日~30日
と呼ばれている。但し、期間内に出演者が1日~数日だけ変更されることもある。 通常は、事前に寄席の入り口などで告知される。
また、昼の部と夜の部では出演者が異なる。なお、これは東京の寄席では通常の事である。
(関西の演芸場は夜の部が無く、昼間二回公演。出演者は原則同一。)
- 昼の部 12:30~16:30
- 夜の部 17:00~21:00
昼夜入れ替え制はとっていないため、通しで見る事も可能。
[編集] 主な出演者
落語協会所属の落語家ならびに色物芸人と、落語芸術協会所属の落語家ならびに色物芸人が交互に10日替わりで出演。吉本興業所属の漫才コンビ中川家も出演してライブをした。
[編集] 料金
- 一般 2,700円
- 学生 2,200円(中学生以上)
- 友の会会員(優待会員) 2,200円
- シニア 2,500円(65歳以上)
- 小学生 1,800円
その他、貸切、団体割引などあり。
(いずれも、2005年6月現在)
[編集] アクセス
[編集] その他
- 年会費1万円で「末廣亭友の会」の会員になることができ、各種優待制度が設けられている。
- 定席のなかでは唯一場内での飲酒が禁止されている。