日南市天福球場
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日南市天福球場 | |
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Nichinan Tempuku Baseball Stadium | |
施設統計 | |
所在地 | 宮崎県日南市天福2-10 |
開場 | 1962年 |
所有者 | 日南市 |
グラウンド | 内野:クレー舗装 外野:天然芝 |
照明 | 照明塔:4基 |
設計者 | |
使用チーム、大会 | |
広島東洋カープが春季・秋季キャンプ地として使用(1963年~) | |
収容能力 | |
2,000人 | |
規模 | |
グラウンド面積:-m² 両翼:99 m、中堅:122 m |
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フェンスの高さ | |
m |
日南市天福球場(にちなんし・てんぷくきゅうじょう)は、宮崎県日南市の天福運動公園内にある野球場。同市が運営管理している。
目次 |
[編集] 歴史
1962年完成。翌1963年春から広島東洋カープが春季・秋季キャンプを実施している。春季キャンプではこの天福球場と日南総合運動公園野球場(東光寺球場)の2ヶ所を会場として使用しているが、天福球場は、キャンプ前半は主として二軍メンバーが、後半は沖縄市野球場での一次キャンプを終えて合流する一軍メンバーが使用している。
2005年、老朽化のためメインスタンドを全面改築。ネット裏部分に屋根が設けられた2,000人収容のスタンドが完成した。なお広島がキャンプを行う際には、本拠地である広島市民球場のサイズを考慮して、外野にはネットが取り付けられる。
また2006年には二軍の秋季教育リーグ「フェニックスリーグ」の開催球場としても使用される。
余談だが、日南が広島のキャンプ地として定着し始めた1966年暮れ、市議会で読売ジャイアンツのキャンプを誘致する構想が持ち上がったことがある。ある市議会議員が「日南に巨人を呼んだらどうか。人気球団だから、経済効果はカープよりも遥かに大きい」と発言したのが発端。事実、当時巨人側からもキャンプ地のオファーがあり、一時は当時の市長も真剣に検討したものの、世話人役らが「この街を有名にしてくれたカープを裏切るわけにはいかない」と嘆願、構想は白紙に戻された。以後、日南市は現在まで40年以上、広島のキャンプ地として親しまれている。
[編集] 施設概要
- 両翼:99m、中堅:122m
- 内野:土、外野:天然芝
- 照明設備:4基
- 収容人員:2,000人