日局クレオソート
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日局クレオソートは、 ブナなどを乾留させる際に水蒸気とともに留出する油層(木タール)を蒸留して得られる、淡黄色で燻製のような臭いのある油状の液体。日本薬局方に収載されていることから、クレオソート油と区別するために「日局」をつけて呼ばれる。木クレオソートともいう。
多環芳香族炭化水素はほとんど含有せず、木材中の糖類などが熱分解して生成した環状ケトンなどを含有する。正露丸などの鎮痛服用薬として用いられている。
[編集] 主成分
[編集] 参考文献
- 総説:安宅、伊藤、柴田「木クレオソートの止瀉作用についての新しい知見」『薬学雑誌』125巻、937-950頁、2005年。 オンライン版 (pdf)