明るい農村
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明るい農村(あかるいのうそん)は、1958年に『のびゆく農村』という表題でスタートし、その後1963年にこのタイトルに変更、1985年3月まで放送されたNHK総合テレビの農業向け情報番組である。後期は夕方に再放送があった。
番組ではその時代背景を絡ませつつ、近代農業に必要なテーマ・試みを全国各地に取材・提案していった。
「明るい農村」という番組名称がつけられた背景を考えると、農村が近代的でなく暗い状態を改善しなければならないという意識があったと想像することができる。ちなみに、月曜から金曜までは明るい農村で、土曜日だけ『明るい漁村』であった。男女平等でありながら女性に過酷であった農業家で性差別をなくすという意図が含まれていたのではないかと考えるのが適切であろう。
NHKにはJA(農協)・JF(漁協)の職員に委嘱した農林漁業通信員という情報を提供する担当がいて、ラジオでその情報が放送されていた。現在も農林水産通信員→ふるさと通信員(2006年10月~、委嘱対象を拡大)と改称した上で、ラジオの『昼のいこい』などにおいて情報紹介が続けられている。
[編集] 関連項目
- 大島さと子(この番組でレポーターを担当)
- にっぽん列島あさいちばん
- たべもの新世紀、月刊やさい通信…現在はこれらの番組が『明るい農村』の流れを汲む。
- 日本農業賞…NHKも主催者に名を連ねる。