星に願いを
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『星に願いを』(ほしにねがいを、原題:When You Wish upon a Star)はネッド・ワシントン作詞、リー・ハーライン作曲の1940年に発表された歌。日本語訳は島村葉二。
[編集] 曲の来歴
1940年のディズニー映画『ピノキオ』の主題歌としてジミニー・クリケット(コオロギ)が歌った。実際にはジミニーを演じたクリフ・エドワーズが歌い、その年のアカデミー賞の歌曲賞を獲得した。なお、この曲はアメリカ映画協会による、映画史における偉大な歌百選の第7位(ディズニー関連作品では最高位)に入っている。
ディズニー・クルーズラインの周遊船のうちディズニーマジックとディズニーワンダーは『星に願いを』の最初の7音を鳴らすエアホーンを装備している。
スウェーデンとノルウェーではクリスマスソングになっており、ベツレヘムの星について歌っている。スウェーデン語ではSer du stjärnan i det blåとといい「青(い空)の中に星を見る(か)」という意味である。
[編集] ドラマ・星に願いを
また、この曲は2005年8月26日にフジテレビで放送されたプラネタリウムエンジニア・大平貴之の伝記ドラマ『星に願いを~七畳間で生まれた410万の星~』のモチーフソングとして用いられている。
このドラマはフジテレビとディズニーの共同制作であり、放映当時はその事で話題となった。主演は堂本剛。また、毛利衛もこのドラマに本人役で特別出演している。
なお、このドラマは上記の通り大平氏の著書『プラネタリウムを作りました。― 7畳間で生まれた410万の星 ―』を原作として「一途に星に憧れて世界最高峰のプラネタリウムを作った半生」について描かれているものである。そのために時折、この点に関して『この曲を原作としてドラマを作った』と評される場合があるが、実際は以上のような内容であるため、この表現は間違い。