春照駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
春照駅(すいじょうえき)は、かつて滋賀県(現在の米原市)の東海道本線旧線に設けられていた駅(廃駅)である。
[編集] 概要
東海道線は当初、関ヶ原駅から深谷地区を通過し、長浜駅に至って琵琶湖海運に接続する形で敷設された。その際、関ヶ原~長浜間に設けられた唯一の駅が、当駅であった。
開業時は村民が繰り出し、旗を揚げて祝ったという。
その後、湖の南を通る鉄道が敷設されると、東海道線は米原駅を経由するように切り替えられたため、当駅は廃止になった。
[編集] 歴史
- 1883年5月1日 - 関ヶ原~長浜間開業と同時に新設。
- 1885年3月16日 - 当駅~長浜駅間に上阪駅開業。
- 1885年12月10日 - 上阪駅廃止。
- 1889年7月1日 - 当駅廃止。分岐点(後の深谷駅)~長岡~米原~馬場間延長線開業にともない分岐点~長浜間休止。
- 1891年1月12日 - 深谷~長浜間貨物線として運行再開。関ヶ原~当駅間に深谷駅開業。
- 1899年12月28日 - 関ヶ原~深谷~長岡、深谷~長浜間廃線