近江長岡駅
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近江長岡駅(おうみながおかえき)は、滋賀県米原市長岡にある東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅。日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅でもあるが、1999年から貨物列車の発着は無い。
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[編集] 駅構造
- 島式ホーム2面4線の地上駅。
- 住友大阪セメント伊吹工場(2003年3月閉鎖)への専用線廃止に伴い、直営駅から業務委託駅になる。
- もともと、現在の国道365号に沿った旧線から米原駅方面へ分岐されたルート上に設置された駅であるため、関ヶ原駅~米原駅において当駅付近のみ北側へ迂回しているような線形となっている(国道21号や東海道新幹線、名神高速道路等は直進している)。このため、当駅から関ヶ原駅まで半径402mのカーブが多数あり、制限速度80km/hの区間が頻発する。
[編集] 駅周辺
[編集] 利用状況
2004年の乗車人員は平均814人/日である
[編集] 歴史
- 1889年(明治22年)7月1日 関ヶ原~馬場間開通と同時に長岡駅として開業。
- 1891年(明治24年)1月12日 関ヶ原~当駅間(長浜方面への分岐点)に深谷駅(貨物駅)開業。
- 1899年(明治32年)10月15日 関ヶ原~(柏原)~当駅間の勾配緩和新線開業。
- 1899年(明治32年)12月28日 関ヶ原~深谷~当駅間廃線。
- 1900年(明治33年)2月21日 関ヶ原~当駅間に柏原駅開業。
- 1914年(大正2年)12月1日 近江長岡駅に改称。
- 1952年(昭和27年) 大阪窯業セメント(現:住友大阪セメント)への専用線の開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅となる。
- 1999年(平成11年)6月28日 住友大阪セメントへの専用線の運転終了。
1980年代まで、大阪セメント専用線のほかに近江鉱業長岡工場へ続く専用線もあり、砕石の発送があった。