松崎村
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松崎村(まつざきそん)はかつて鳥取県中部の東伯郡に属していた村。
[編集] 概要
現在の湯梨浜町松崎地区の大部分を村域としていた村で、1940年(昭和15年)当時の人口は798人、世帯数は185であった。隣接する東郷村と東郷村・松崎村組合を構成しており、1872年(明治5年)の東郷温泉の発見、大正から昭和初期にかけての松崎駅周辺の温泉発見(松崎温泉)により駅前に旅館街や飲食店ができ発展した。また、江戸時代より交通の要所として栄え、商業が盛んであったことから明治時代には「松崎あきんど組合」(詳細不明)なる商人組合が結成されていた。大正時代からは近隣地域で特産品の梨の栽培が盛んになり鉄道を通じての梨の出荷が行われるようになった。1951年(昭和26年)3月1日に東郷村と合併をして東郷松崎町が成立し消滅した。
- 松崎地区(鳥取県東伯郡湯梨浜町)に関する詳細は松崎の項目を参照
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 東郷町誌
- 角川日本地名大辞典31鳥取県
- 松崎尋常小学校編「郷土松崎」