林純次
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林 純次(はやし じゅんじ、1973年2月21日 - )は、プロ野球選手(投手、左投げ左打ち)である。
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[編集] 来歴・人物
岐阜県出身。多治見工から東海理化に入社し、2回の補強選手で都市対抗野球に出場し、これがスカウトの目に留まり、1995年のドラフト会議で阪神からドラフト3位指名を受け、入団。
しかしわずか在籍2シーズン、実働1シーズンで解雇。1998年はいわゆる浪人として過ごしたが、1999年からいわゆるプロアマの壁となっていた社会人の元プロ選手受け入れ禁止が解禁されたことから、林は岐阜市の昭和コンクリート(2003年限りで休部中)に入団、30年余り断絶されていた元プロ選手のアマ初復帰選手となったことから注目を集めた。昭和コンクリートでは当初抑え投手として起用されていたが、チーム晩節には先発投手として活躍した。
ちなみに2003年に昭和コンクリートが休部したことで翌シーズン林は西濃運輸に移籍したが、ここでは1995年のドラフトで同じく阪神からドラフト2位指名を受けた中ノ瀬幸泰が投手として入団していた(2000年に入団、2005年からは投手コーチに就任)ことから、妙な縁である。林は西濃運輸で1シーズン在籍し、選手生命を終えた。プロ退団後の社会人野球在籍期間は6シーズンであった。
同期には舩木聖士、中ノ瀬幸泰、曽我部直樹の3人がいたがいずれも4~8年で退団しており、阪神では戦力にならなかった。このことから1995年ドラフトは阪神史上最悪との呼び声が高い。
[編集] プロ野球での通算成績
在籍2年、実働1年
年 | チーム | 試合 | 完投 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | 投球回 | 被安打 | 四死球 | 奪三振 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1996 | 阪神 | 17 | 0 | 0 | 1 | 0 | 8 | 15 | 8 | 8 | 9 | 10.13 |
1997 | 阪神 | 一軍出場なし | ||||||||||
計 | 17 | 0 | 0 | 1 | 0 | 8 | 15 | 8 | 8 | 9 | 10.13 |