柴田バイパス
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柴田バイパス(しばたバイパス)は、国道4号のうち宮城県柴田郡にあたる区間をいう。ただし、柴田町にあたる部分を柴田バイパスと呼び、大河原町にあたる部分を大河原バイパスとして区別することがある。
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[編集] 概要
- 起点 宮城県柴田郡大河原町金ヶ瀬
- 終点 宮城県柴田郡柴田町四日市場
- 全長 11.9km
- 車線数 4車線(片側2車線)
1967年(昭和42年)槻木地区を槻木バイパスとして事業着手、1971年(昭和46年)全区間を柴田バイパスとして事業化。1995年(平成7年)3月全区間4車線化完了。
柴田郡内を大河原町 - 村田町 - 柴田町の順に通過する。柴田郡を構成するもうひとつの町、川崎町は通過しない。
白石川ならびにその本流である阿武隈川の左岸を走るため、ところによっては川面に佇む白鳥や対岸の桜並木(一目千本桜)を鑑賞できる。
[編集] 大河原地区
起点から村田町境までの大河原町内3.0km。通称:大河原バイパス
1983年(昭和58年)11月、起点から新東交差点(宮城県道14号亘理大河原川崎線交点)までが先行2車線供用、1985年(昭和60年)韮神地区に接続する残りの部分も2車線供用。1995年(平成7年)3月全線4車線化。
旧道は右折し白石川を渡るが、現道は市街地の西側を通る。とはいえ沿線にはロードサイドショップが並び、村田町に近い小島地区には大型商業施設や公共施設が集積するなど、市街地と一体化している。
[編集] 韮神地区
村田町沼辺の1.8km。
1985年(昭和60年)2車線供用。1995年(平成7年)3月4車線化。
町境を流れる荒川(白石川の支流)に架かる新韮神橋(156m)を渡って村田町を通過する。韮神山(94m)のふもとを開削して作られた。
[編集] 船迫地区
柴田町の村田町境から白幡交差点までの4.8kmと槻木高架橋の取り付け部分。
1977年(昭和52年)11月、西部の船迫団地周辺2.1kmが先行して2車線供用、1985年(昭和60年)12月全区間2車線供用。1987年(昭和62年)4車線化。
宮城県道50号白石柴田線に相当する旧道は役場のある船岡地区を通過するが、バイパスは船岡地区とは白石川の対岸である船迫地区を通る。宮城県が船迫団地を造成し、仙南地域初のショッピングセンターができるなど新市街が形成されている。 白幡交差点は立体交差化され、国道349号や東北本線、阿武隈急行を跨ぐ槻木高架橋(597.3m)は橋脚間のつなぎ目の段差を極力なくしているつくりのため快適に走行できる。後述する交通渋滞もかなり緩和された。
[編集] 槻木地区
白幡交差点(白幡橋北詰)から柴田町四日市場(終点)までの2.0km。
1972年(昭和47年)3月2車線供用。1987年(昭和62年)4車線化。
当初槻木バイパスとして建設され、のちに柴田バイパスに編入された。白幡橋(国道349号交点)は南詰に工業団地が立地し、柴田町の二つの中心市街、船岡地区と槻木地区を結ぶ交通の要であるが、上下1車線だったためとりわけ渋滞が激しかった。旧道は槻木地区を貫通していたが、バイパスは阿武隈川左岸の土手に沿う経路を採っている。
[編集] バイパスの前後
- 金ケ瀬より西
白石バイパスと柴田バイパス(大河原バイパス)の間は車線の拡幅が基本方針であるが、片側1車線区間が3.7km残っており、渋滞を引き起こすボトルネックとなっている。2005年(平成17年)現在、町境の籠石交差点(刈田郡蔵王町、北白川駅入口)から金ヶ瀬交差点の間について用地買収を進めている。
金ヶ瀬交差点から柴田バイパス起点までの約1kmは土地区画整理事業の進展に伴い拡幅されている。
- 四日市場より東
四日市場交差点で旧道と再び合流した後は片側2車線の快走路。900mほど進み岩沼市境が見えたところで岩沼バイパス(仙台バイパス)に引き継がれる。岩沼市に入るとすぐ関所のようにオービスが待ち構えているのでスピードの出しすぎに注意しなければならない。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
事後評価(一般国道4号 柴田バイパス)(仙台河川国道事務所 道路IRサイト)
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