柴田南雄音楽評論賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
〈柴田南雄音楽評論賞〉(しばたみなおおんがくひょうろんしょう、Minao Shibata Award for musical criticism)は、財団法人アリオン音楽財団が運営する音楽評論家育成のための顕彰事業。1983年に発足した〈アリオン賞〉の旧音楽評論部門として1987年に第一回選考が行われ、1996年からは、同賞の選考委員でもあった作曲家・評論家の故・柴田南雄の業績を称え〈柴田南雄音楽評論賞〉と改称、音楽評論家の登竜門として設けられた。これまでは隔年で評論の公募選考が実施されている。
音楽評論を広く社会的に発表し音楽文化の質の向上に貢献することのできる音楽評論家を育てることを目標として、将来を期待される有能な個人に対し、その活動を顕彰しまたは助成する賞金が授与される。音楽に的を絞った評論の顕彰は日本ではまだ珍しい存在であり、音楽評論界へのこうした働きかけが、音楽表現と批評の現場との交流促進、活性につながるとされる。
[編集] 過去の受賞者
- 1996年度 該当者なし(奨励賞:恩地元子・野々村禎彦)
- 1998年度 該当者なし(奨励賞:新田孝行)
- 2000年度 該当者なし(奨励賞:今田健太郎)
- 2002年度 該当者なし(奨励賞:石塚潤一)
- 2004年度 該当者なし(奨励賞:なし)