桂文雀
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桂 文雀(1869年1月10日 - 1939年5月16日)は上方噺家。本名は小宮山健吉。
笑福亭吾竹門下で吾遊を名乗り、その後扇若と改名し、さらに西國坊明学門下に移り学丸と名乗った後、舌切亭すずめを経て、2代目桂文團治一門に入って文雀と改名する。 新作落語を売り物としていた。
のち吉本興業の事務員を務めた。
得意演目は自信作の「長屋議会」。
なおこの文雀以前に、上方で文雀を名乗っていた落語家がいたとも言われており、元舌切亭すずめの文雀が2代目であるとする説もあるが、詳細は不明。 舌切亭すずめという名は襲名した当初あまりにも名前が不評だった為に短期で終わっている。