桂林
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桂林(けいりん, Guilin)は中華人民共和国広西チワン族自治区の地級市。カルスト地形でタワーカルストが林立し、絵のように美しい風景に恵まれ、世界的な観光地である。 面積27,809平方キロ、総人口134万人、市区人口60万人。国家歴史文化名城。
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[編集] 歴史
古来、百越の住む地であり、秦始皇帝が征服して桂林郡を設置した。111年に始安県が設置され、湖南省に近いため、荊州臨稜郡に属した。269年始安郡始安県が置かれて初めて現在の桂林の町が形成された。
明清時代には長く広西の行政的中心(省会)であったが、1913年に省会は南寧に移り、1936年戦争が迫ったため桂林に戻り、1940年市制施行された。解放後、1950年にまた南寧に移動。
[編集] 観光名所
[編集] 行政区画
- 市区:叠彩区 、七星ハイテク区 、象山区 、秀峰区 、雁山区
- 県:靈川県、 陽朔県 、全州県、興安県 、臨桂県 、灌陽県、資源県、荔浦県 、平楽県、永福県
- 自治県:恭城瑶族自治県 、竜勝各族自治県
[編集] 教育
- 桂林師範大学
- 桂林医学院
- 桂林工学院
- 桂林電子科技大学
- 桂林旅遊高等専科学校
[編集] 交通
桂林両江国際空港は1996年に開港し、国内主要空港のほか、香港、マカオ、福岡、済州の各空港と結ぶ。市街地まで車で30~40分、バスで60分前後。