桂浜
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桂浜(かつらはま)は、高知県高知市南部に位置し太平洋に臨む海岸。
[編集] 概要
上竜頭岬が北東端に、下竜頭岬が南西端にあり、その間に挟まれて弓形に砂浜が延びている。下竜頭岬には竜王宮があり鳥居が立っている。昔から月の名所として知られ、土佐民謡「よさこい節」にも詠われている。
毎年、中秋の名月の夜になると「名月酒供養」が開催され、地元出身の歌人・大町桂月を偲びながら文芸を語り酒を酌み交わす。
1591年(天正19年)長宗我部元親が桂浜北側の丘陵部に浦戸城を築き、一時この地が岡豊城に代わって土佐の中心地になった時期もあった。しかし、初代土佐藩主として土佐入りした山内一豊がこの地では手狭であると感じ、1603年(慶長8年)高知城を築いて移ったため浦戸城は廃城となった。
高知市を代表する観光名所の一つである。坂本龍馬の銅像が太平洋を望んで立っている。ほかに観光スポットとして、坂本龍馬記念館・桂浜水族館・大町桂月記念碑などの文学碑等がある。
尚、桂浜の砂浜は潮流が速いため遊泳は禁止されている。しかし、地元民以外の観光客などが知らずに泳いで、時々行方不明になる。潮流の関係から遺体は土佐市宇佐に流れ着くことが多い。また、台風接近時にはテレビ中継される事が多い。
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