椎名高志
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椎名 高志(しいな たかし、1965年6月24日 - )は、漫画家。大阪府出身。大阪府立箕面高校卒、京都市立美術大学卒。血液型O型。妻は高橋留美子の元アシスタント、清水彩。
代表作は、アニメ化もされた『GS美神 極楽大作戦!!』(第38回小学館漫画賞受賞作)のほか、『MISTERジパング』、『絶対可憐チルドレン』など。
目次 |
[編集] 経歴
高校時代、アニメーションを製作していた。そのときのメンバーに吉松孝博がいる(2007年には吉松が「絵師頭取」名義でキャラクターデザインを務めるアニメ『大江戸ロケット』に「客演絵師」名目で椎名が一部のキャラクターデザインを手掛けている)。1989年、「週刊少年サンデー」(小学館)に掲載の『Dr.椎名の教育的指導!!』でデビュー。主に「週刊少年サンデー」などで活動。
デビュー直後は4コマ漫画や読みきりを描いていた。それは概ね『(有)椎名百貨店』(1~3巻)と言う形でまとめられた。この時点で、彼の作風は初期の高橋留美子や藤子・F・不二雄にかなり近いものだった。SFと日常生活を同視点でとらえ、エイリアンもアンドロイドも人間も同格に扱われ、そして物語の締めくくりには何がしか胸にうったえるものがさりげなく配された。そしてパロディ好きのようで極めて多用しているし、その元ネタ探しも面白さの1つである。
後に『GS(ゴーストスイーパー)美神 極楽大作戦』で長編連載を持つようになった。ここでは、やはり高橋留美子的に、可愛い女の子(しばしば人間でない)を初めとする新キャラクターを次々登場させ、次々事件を起こしてゆくというパターンが採られたが、高橋と大きく異なる点は、主人公・横島忠夫が力を付けていくという一種の「成長譚(ビルドゥングスロマン)」が、副旋律として、この長い物語に織り込まれている点である。
アニメ『GS美神』では鶴ひろみが美神令子を演じたが、椎名は鶴のデビュー作『ペリーヌ物語』を少年期に見ており、それ以来のファンだったという。また、自身の結婚式では鶴に司会を依頼した結果、鶴と横島忠夫役の堀川亮が司会を担当することになったという。
自身のWebページでWinny利用者に対し批判し、『関わった人間が惨たらしい死に方をしてくれると嬉しいナ』とメッセージを添え、話題となった。ただし厳密には、自身の作品を丸ごと無許可でスキャンしてネット上に流す行為について言及したものである。
現在「週刊少年サンデー」にて『絶対可憐チルドレン』を連載中。
[編集] 略歴
- 1989年 - 『Dr.椎名の教育的指導!!』によりデビュー。
- 1992年 - 第38回小学館漫画賞受賞。(『GS美神極楽大作戦!!』)
- 1993年 - 『GS美神極楽大作戦!!』がTVアニメ化される。
- 1994年 - 『GS美神極楽大作戦!!』の劇場版アニメが公開される。
[編集] 作品リスト
- 絶対可憐チルドレン(2005年~ 少年サンデーコミックス 1~8巻、以下続刊)
- (有)椎名百貨店(1989年 少年サンデーコミックス 全3巻/少年サンデーコミックスワイド版 全1巻)
- (有)椎名百貨店(超)GSホームズ 極楽大作戦!!(少年サンデーコミックス)
- GS美神 極楽大作戦!!(1991~1999年 少年サンデーコミックス 全39巻/少年サンデーコミックスワイド版 全20巻)
- MISTERジパング(2000年~2001年 少年サンデーコミックス 全8巻)
- 一番湯のカナタ(2002~2003年 少年サンデーコミックス 全3巻)
[編集] アシスタント
[編集] 外部リンク
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