機上武器整備員
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機上武器整備員(きじょうぶきせいびいん)は、海上自衛隊の職域の一つで、対潜哨戒機P-3Cの搭乗員である。略号は、ORD:ORDNANCE。
機上武器整備員は、海曹、海士の航空武器整備員から選抜され、下総航空基地に所在する第205教育航空隊、第203教育航空隊の教育課程を経て部隊配属となる。
武装器材である投下管制装置(火器管制装置)を中心としてMk46魚雷、97式短魚雷、対艦ミサイルハープーン、ヘルファイア、対潜爆弾、ソノブイの装備搭載を担当する。
救命器材としては落下傘、救命浮舟、サバイバルジャケット、耐寒耐水服、発煙筒、照明弾、着色球、機内消火器などの整備、管理を担当する。
飛行中は予備ソノブイの装填作業、監視任務でのカメラマン、機内火災発生時の消火員などの任務を受け持つ。