武徳殿
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武徳殿(ぶとくでん)は、平安時代、大内裏にあった殿舎のひとつ。宮中で競馬などを観覧する際に用いられた。大内裏の西方に位置し、右近衛府、右兵衛府の間を通り、殷富門に面していた。武徳殿の東は馬場、宴の松原などが広がっていた。
後に明治の大日本武徳会の武術(日本武術)・武道の本部及び各都道府県の道場、についても上記にちなんで武徳殿と称された。武道を奨励された当時の建築だけに現存するものは文化財としての価値が高いものがある。京都旧武徳殿(重要文化財)、京都市武道センター(市指定文化財)、山口県警察体育館、天徳寺本堂(鳥取県)、宮崎県警察学校武徳殿、滋賀県警体育文化館、芦北町立武徳殿(熊本県・国登録文化財)、新居浜武徳殿(愛媛県・国登録文化財)、西条武徳殿(愛媛県)などが現存する。
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