水時計
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水時計(みずどけい)とは、容器に水が流入(流出)するようにして、その水面の高さの変化で時をはかる時計のこと。東洋(中国由来)のものは漏刻(ろうこく)ともいう。西方のものはクレプシドラ(英綴り、clepsydra)ともいう。
[編集] 歴史
原理自体は簡単なものでり、かなり昔から利用されきたと考えられ、エジプトでは紀元前1400年頃には作られていたいう。 中国でも工芸的な水時計が製作され、それが日本にも伝わったと考えられている。
日本では、日本書紀において、671年6月10日に天智天皇が水時計を作らせ、時報を始めたと伝えられている。これは、サイフォンの原理を利用して階段状の水槽に水をしたたり落とさせる構造から「漏刻」と名付けられている。