氷上の奇跡
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氷上の奇跡(ひょうじょうのきせき Miracle on Ice)は、1980年に行われたレークプラシッドオリンピックアイスホッケー競技におけるアメリカ対ソビエト連邦の試合でアメリカがソ連を破った試合のあだ名。
[編集] 概説
決勝ラウンドに進出したアメリカとソ連は2月22日に激突した。当時アメリカ代表はアマチュアチームで望んだが、一方ソ連は史上最強チームと呼ばれていた。
[編集] 試合
試合は第1ピリオドにソ連のVladimir Krutovが先制で許し、すぐアメリカのバズ・シュナイダーが同点ゴールを決める。しかしソ連はセルゲイ・マカロフのゴールで再び勝ち越す。
第2ピリオド、アメリカは予備GKのウラジミール・ムイシキンに選手を交代。ここからアメリカの反撃が始まる。3-2になった最終第3ピリオド8分39秒、マーク・ジョンソンが同点ゴール。そして10分、マイク・エルジオンの逆転ゴールを決める。そして試合終了のブザーがなると、選手・監督と観客が大興奮し、スタンドは総立ちになった。
[編集] その後
その後、アメリカはフィンランドを破り金メダルを獲得し、表彰式ではUSA!USA!コールが鳴りやまくなった。そして22年後の2月8日に、ソルトレイクシティオリンピックの開会式で22年ぶりに再会し、聖火を点火した。