永田一脩
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永田一脩(ながた いっしゅう、1903年-1988年)は、日本戦前期の、前衛美術系およびプロレタリア美術系の画家、写真家、グラフィックデザイナー。演劇にも携わる。
写真に関しては、1930年代に、写真評論などを『フォトタイムス』誌に執筆し、実作品も制作した。写真作品としては、フォトモンタージュを利用したシュルレアリスム的な作品が多い。瀧口修造が主催した「前衛写真協会」(1938年-?。1939年には、「写真造型研究会」に改称)の創立からの重要なメンバーの1人であった(他のメンバーは、阿部芳文、今井滋、田中雅夫など)。
戦後は、一転して、むしろ、山岳写真などを制作した。
[編集] 主要文献
- 「日本のシュールレアリスム」展カタログ/名古屋市美術館/1990年
- 「日本近代写真の成立と展開」展カタログ/東京都写真美術館/1995年