池尾和人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
池尾和人（いけお かずひと、1953年1月12日 - ）は経済学者。慶應義塾大学大学院、経済学研究科の委員長を務める。
専門は金融論。金融論にミクロ経済学の理論を導入。経済学博士。元日本ファイナンス学会会長。所属学会は、日本ファイナンス学会・日本経済学会・日本金融学界。
京都市生まれ。授業中、「聡明な皆さん」というのが口癖。ironicalな表現を好む。週刊東洋経済にて「経済を見る眼」という項目で記事を書くことがある。
目次 |
[編集] 学歴
- 1971年3月 大阪府立高津高等学校卒業
- 1975年3月 京都大学経済学部卒業
- 1980年3月 一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学
[編集] 職歴
- 1980年4月 岡山大学経済学部助手
- 1983年4月 岡山大学経済学部講師
- 1984年4月 岡山大学経済学部助教授
- 1986年4月 京都大学経済学部助教授
- 1994年4月 慶應義塾大学経済学部助教授
- 1995年4月 慶應義塾大学経済学部教授
[編集] 著作
- 『開発主義の暴走と保身 金融システムと平成経済』NTT出版, 2006.5
- 『市場型間接金融の経済分析』日本評論社, 2006.5
- 『銀行はなぜ変われないのか』中央公論新社, 2003.4
- 『日韓経済システムの比較制度分析』（共著）日本経済新聞社, 2001.10
- 『現代の金融入門』筑摩書房, 1996.12.
- 『金融産業への警告』東洋経済新報社, 1995.9
- 『現代の銀行』東洋経済新報社, 1993.7
- 『金融』（新版）有斐閣, 1993.2.
- 『金融理論と制度改革』（貝塚啓明と共著）有斐閣, 1992.5.
- 『銀行リスクと規制の経済学』東洋経済新報社, 1990.6
- 『金融』有斐閣, 1987.4.
- 『日本の金融市場と組織』東洋経済新報社, 1985.3
[編集] 受賞
- 第1回全国銀行学術研究振興財団賞、1995
- 慶應義塾賞、1995
