浄妙寺 (有田市)
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浄妙寺(じょうみょうじ)は和歌山県有田市にある臨済宗妙心寺派の仏教寺院。山号は醫王山。本尊は薬師如来である。
寺伝では大同元年(806年)、平城天皇の母乙牟漏皇后の発願により、鑑真の弟子の唐僧・如宝が創建したとされるが、定かではない。なお、乙牟漏皇后は790年に没しており、寺伝のとおりとしても、創建までには相当の年数を要したことになる。
天正13年(1585年)、豊臣秀吉の兵火で本堂(薬師堂)、多宝塔を残して焼失し、以後長らく荒廃していたものを、近世に入って和歌山藩初代藩主徳川頼宣が再興した。
山の中腹にある境内には、本堂(薬師堂)や多宝塔など中世の建築物が現存する。
目次 |
[編集] 文化財
- 建築
- 彫刻
- 絵画工芸
- 蓮華唐草文螺鈿須弥壇― 重要文化財
- 多宝塔内壁画
[編集] 所在地
- 〒649-0316 和歌山県有田市宮崎町1000
[編集] 交通アクセス
JR箕島駅から中紀バス「矢櫃海岸」行きで5分、「浄妙寺前」下車、徒歩5分
[編集] 関連項目
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