箕島駅
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箕島駅(みのしまえき)は、和歌山県有田市にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)の駅。
有田市の代表駅で中心地の一角にあり、一部の特急列車が停車する。
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[編集] 駅構造
単式・島式の複合型2面3線のホームを持つ地上駅である。跨線橋あり。
駅舎は開業当初からのものを使っている。
- のりば
- 和歌山・天王寺・新大阪方面(本線)
- 御坊方面/和歌山方面(共に待避列車)
- 御坊・紀伊田辺・新宮方面(本線)
[編集] 利用状況
1日平均1,994人(乗車人員、2004年。出典:平成18年刊行和歌山県統計年鑑)
[編集] 駅周辺
辺りは有田市の中心街。
- 有田市役所
- 有田市立箕島小学校
- 有田市立箕島中学校
- 和歌山県立箕島高等学校
- 有田温泉
- 有田川温泉
- 浄妙寺
- 有田みかん
[編集] 歴史
1924年(大正13年)2月、国鉄紀勢西線の最初の開通区間として和歌山駅(現在の紀和駅)から東和歌山駅(現在の和歌山駅)を経て当駅までが開通したことに伴い開業。当初は終着駅であったが1925年(大正14年)12月に当駅から紀伊宮原駅までが延伸となり、中間駅となった。
1959年(昭和34年)には、三木里駅~新鹿駅間の開通をもって現在の紀勢本線が全通、亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線とされたのを受け紀勢本線の駅となっている。
- 1924年(大正13年)2月28日 紀勢西線の駅として開業。
- 1925年(大正14年)12月11日 当駅から紀伊宮原駅までが開通。
- 1959年(昭和34年)7月15日 紀勢本線の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道に承継。
[編集] その他
- 当駅は有田市の中心駅だが、旧町名に因んで箕島駅と名乗っている(有田は郡名から来た市名)。有田駅と名乗っても違和感はないように見えるが、有田駅(佐世保線)、更には当駅と同じ紀勢本線に旧国名を冠した紀伊有田駅が既に有るため、今後も「箕島駅」と名乗り続けるであろう。もっとも「箕島」という地名は、高校野球の強豪箕島高校で全国的に有名になったことがある。
- 「くろしお」の箕島駅到着時の車内チャイムは「みかんの花咲く丘」である。
- 駅前から中紀バスが路線バスを運行している。
[編集] 隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- 紀勢本線(きのくに線)