浜名湖大橋
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浜名湖大橋(はまなこおおはし)は、静岡県浜松市の浜名湖に架かる道路(橋)の1つ。もしくは有料道路時代の道路名。
現在は静岡県道323号舘山寺弁天島線の一部に属している。
[編集] 概要
1973年4月村櫛~弁天間が開通し、続く同年9月、ルート上の中之島交差点~雄踏間(雄踏大橋)が開通。かつては静岡県道路公社が管理する有料道路だったが、供用開始から30年が経過したことから2003年4月1日から無料開放された。
中之島交差点の村櫛寄りに中之島駐車場がある。かつては売店やトイレもあったが閉鎖された。
「浜名湖大橋」は、実際には村櫛~中之島交差点間に架かる橋の事のみを指すが、通常は以前有料道路だったその他区間(中之島交差点~弁天・中之島交差点~雄踏)を含めて「浜名湖大橋」と総称していた。現在は「舘山寺弁天島線」という名称になっている。
料金所は村櫛・弁天・雄踏の3か所存在した。入口料金所では料金を支払うが、弁天・雄踏の料金所では、料金所係員に行先を告げてから料金を支払う。出口は村櫛料金所では係員がチケットの半券を切り取るが、弁天、雄踏はスルーとなっていた。料金は、村櫛~弁天・雄踏は同額だが、弁天~雄踏は村櫛利用の半額となっていた。
中之島から本道路で接続される地点には、北には浜名湖ガーデンパーク(浜名湖花博会場跡地)、南には渚園、東には雄踏総合公園や亀崎ファミリーランドがある。
なお、近くにある浜名大橋とは別物である。
[編集] 無料開放後の状況
無料開放された現在、無料開放以前と比べ交通量が増加した。特に弁天~中之島交差点・雄踏~中之島交差点・浜名湖ガーデンパーク~中之島交差点の交通量が多くなった。通勤時間帯・土曜・日曜・祝日・浜名湖競艇開催日・浜名湖ガーデンパークでのイベント開催時などは中之島交差点を中心に渋滞が発生することがある。無料解放後、今まで有料道路を避けていた湖西市民及び新居町民が国道1号を通らずに浜松市中心部へ抜ける道となったのも交通量増加の一因である。