海よりも深く
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海よりも深く(うみよりもふかく)は
- 吉村明美による少女漫画作品。本項で説明。
- テレビアニメ『機動武闘伝Gガンダム』の前期エンディング・テーマ。機動武闘伝Gガンダム#主題歌を参照。
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『海よりも深く』(うみよりもふかく)は、吉村明美による少女漫画作品である。小学館よりコミックス全10巻、文庫全6巻。
目次 |
[編集] あらすじ
- 大学の友達に頼まれ、渋々霊感占いを受けに行った千年眠子は『親の会社が倒産』し、『家から病人が出』、『大学をやめる』ことになり、『家族が2人増えるだろう』と予言され、更に『死相が出ており、3年後に死ぬ』と予言される。
- 後に、その占い師は詐欺師であることが判明するが、『一人だけ本当に死相が出ていた。その人からは見料をもらっていない』と主張。見料を取られていない眠子だが、その後、本家が負債を抱え、父親の会社が倒産し、祖母が入院したと連絡が入る。予言が当たり、驚愕した眠子は真偽を確かめに行くが、占い師は昏睡状態に陥っていた。
- 本家の負債を賄うために千年家の本殿が建つ山も売られ、社で巫女を務めていた福子と八重が一族中をたらい回しにされ、眠子の元へやって来た。『家族が増える』という予言も的中したのだ。
- その後、ひょんなことから出会った四方山十三も、あの占い師から『死相が出ており、3年後に死ぬ』と予言されていたことが分かる。占い師は本当に死相が出ていたのは1人だと言っていた。果たして、3年後に死ぬ運命にあるのは眠子か、十三か!?
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場人物
・年齢は初登場時のもの。
- 千年 眠子(せんねん ねむこ)
- 20歳。男性に触られると放電するという特異体質の持ち主なため、今までに男性と交際したことがない。
- 過去の記憶が一部抜けている。
- 祖母に『お父さんは悪い人』と言い含められながら育てられた。
- 四方山 十三(よもやま じゅうぞう)
- 23歳。父親・甚八、母・二三子の間に生まれたため、「8+2+3」で十三という名前になった。
- 20歳の時に2歳年上の女性と学生結婚するが、現在妻は離婚届を置いて出て行ってしまっている。
- 千年 福子(せんねん ふくこ)
- 千年一族直系の女性で、千年家の開祖を祀る社で巫女を務めていた。
- 負債の穴埋めに社があった山ごと売り払われ、行き場を無くし、45年ぶりに下界へ。
- 一族の中で一番偉い人物。五平も福子に会った時に深々と頭を下げ挨拶をしていた。
- 八重(やえ)
- 福子のお付きの女性。
- 百地 万太夫(ももち まんだゆう)
- 眠子と十三に『3年後に死ぬ』と予言した霊能者。
- 福子曰く『魔除けと厄払いの即効力では右に出るものはいない』ほど有能で、『予知を何時何分単位で言い当てる』ことができる。
- 六条 ひとみ(ろくじょう ひとみ)
- 十三と同じ大学に通っていた女性。
- 眠子のバイト先のホテルでブライダル係として働く。
- 千年 五平(せんねん ごへい)
- 眠子の父親。中小企業の社長。
- 千年 月子(せんねん つきこ)
- 眠子の母親。次夫に強姦され、それをネタに脅迫される。最後は次夫を殺し、自ら命を絶った。
- 一色 五郎(いっしき ごろう)
- 次夫(つぎお)
- 眠子が幼い頃、五平が入院した時に知り合った青年。その後、千年家に下宿するようになる。
- 月子を強姦するが、実は美賀子の策略によるものだった。
- 千年 美賀子(せんねん みかこ)
- 眠子の祖母で、月子の母親。
- 千年 織子・姫子(せんねん おりこ・ひめこ)
- 美賀子の双子の妹。織子は目元にほくろが、姫子は口元にほくろがある。二人合わせて「織姫おばさん」。
- 千年 起(せんねん おきる)
- 眠子の弟。女しか生まれないはずの千年家で初めて生まれた男の子。生後数ヶ月で死亡する。
- 九里浜 二葉(くりはま ふたば)
- 22歳。十三と同じ会社のセキュリティー課に勤める女性。自己中心的で他を顧みない性格。母親は下着メーカーの社長で、「自由」をモットーに生きているため、二葉もそのように育てられる。
[編集] 千年家とは
- 本家が金沢にある旧家。眠子の家は分家の一つ。
- 女系一家で、千年家に生まれた女性は婿を取る。