濤沸湖
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![]() 結氷した濤沸湖と斜里岳 |
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所在地 | 北海道(網走支庁) | |||
面積 | 9.25 km² | |||
周囲長 | 27 km | |||
最大水深 | 2.5 m | |||
平均水深 | 0.7 m | |||
貯水量 | - km³ | |||
水面の標高 | 1 m | |||
成因 | 海跡湖 | |||
淡水・汽水 | 汽水 | |||
湖沼型 | - | |||
透明度 | - m |
濤沸湖(とうふつこ)は北海道東部、網走市と小清水町にある汽水湖。網走国定公園に含まれる。 多くの野鳥が飛来する湖で2005年11月、ラムサール条約登録湿地となった。
目次 |
[編集] 地理
- 湖の北西端で海とつながっているため汽水湖となっている
- 湖の東側1kmには藻琴湖がある。
- 湖の西には小清水原生花園がひろがる。
- 流入河川 : スッポチ川、浦士別川、ウカルシュベツ川、オンネナイ川、丸万川
- 流出河川 : なし(直接海につながる)
[編集] 歴史
- 砂州が発達した細長い砂丘により海と遮断されて汽水湖になる。
- 湖の名前の由来はアイヌ語の「チカンプトウ」(鳥がいつもいる湖)。
[編集] 餌付け
この湖では、鳥に餌を与えることができる。もとは地元の小学生が白鳥に餌付けしたことから始まったといわれている。餌は食パンの切れ端で、100円で買える。渡り鳥が飛来する頃には多くの観光客が餌を与えている。しかし過度な餌付けは基本的に自然の生態系を著しく乱すものであり、否定的な声もある。実際に餌の食べすぎで渡ることができなくなるまで太った渡り鳥や「渡り」をせずにこの近辺に住み着く渡り鳥もいる。
[編集] 自然
国指定濤沸湖鳥獣保護区(特別保護地区)と網走国定公園第2種特別地域に指定されている。