熱海新道
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熱海新道(あたみしんどう)は静岡県熱海市内にある延長3.3kmの、市道区間と伊豆スカイライン(有料道)一部区間を併せて指す道路。
- 熱海市街(国道135号熱海城付近)と、有料道路伊豆スカイラインの玄岳ICを結ぶ道路である。
- 観光道路である有料道路の伊豆スカイラインと熱海地区と結ぶ延長3.3kmの観光有料道路として、小松地所株式会社によって建設、管理運営、営業されていたが、その後、同社の経営悪化により1979年(昭和54年)12月31日付けで全線の大部分である3.1km区間が熱海市に無償譲渡された。
- しかし、その後も経営状況は好転せず、同社の更なる収支悪化およびその結果として、小松地所株式会社が解散することになったため、1997年(平成9年)4月1日、残り一部区間も、熱海市(熱海市道)と静岡県道路公社(伊豆スカイライン)に無償譲渡された。
- なお1985年(昭和60年)時点の通行料金は普通、小型、軽自動車とも230円であった。
- 熱海市玄岳山頂付近に別荘地(熱海自然郷)を同社が開発しておりその連絡路線でもあった。急峻な山を海岸線から上昇するので途中は10㌫以上の急勾配である。
[編集] 沿革
- 1964年(昭和39年)5月21日:小松地所株式会社よってに国から事業免許を取得、建設開始。
- 1966年(昭和41年)7月30日:道路運送法上の自動車道(有料道路)として供用開始された。
- 1979年(昭和54年)12月31日:全線の大部分である3.1km区間が熱海市に無償譲渡された。
- 1997年(平成9年)4月1日:残り区間も完全無償譲渡された。
[編集] 関連項目
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