由良川
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由良川 | |
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上流部のダム湖「虹の湖」 南丹市美山町 |
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延長 | 146 km |
水源の標高 | 959 m |
平均流量 | 46.7 m³/s |
流域面積 | 1,882 km² |
水源 | 三国岳(京都府) |
河口 | 若狭湾(京都府) |
流域 | 京都府・兵庫県 |
由良川(ゆらがわ)は、京都府北部を流れる由良川水系の本流で一級河川。
目次 |
[編集] 地理
京都府北部、丹波高地の三国岳(標高959m)に源を発し、南丹市から西流。途中綾部市などを流れ、福知山市で徐々に北東へと流れを転じ、舞鶴市と宮津市の境界をなして若狭湾中の栗田湾に注ぐ。
兵庫県丹波市からの支流である黒井川の水源は同市氷上町石生にある。黒井川と加古川水系・高谷川との分水嶺は標高94.5メートルで、太平洋側と日本海側を分かつ本州中央分水嶺の最低点をなす。そこには「水分れ公園(みわかれこうえん)」が整備されている。
河口の宮津市由良は、かつては由良川水運の港として栄え、森鴎外の『山椒太夫』のモデルになったといわれる。河口近くで北近畿タンゴ鉄道宮津線が渡河する。
また、河口の両側は神崎海水浴場、丹後由良海水浴場として、夏には大勢の人出で賑わう。
[編集] 流域の市町
[編集] 支流
(市町村名は主な流域)
上林川(綾部市)、土師川(福知山市)、竹田川(黒井川を含む支流。兵庫県丹波市)など