白砂川
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全長は20,946mで、そのほとんどが吾妻郡六合村に属し、吾妻川との合流地点を含む下流のわずか4,000mが吾妻郡長野原町に属している。
白砂川は、長い間須川と称されてきたが、昭和41年に白砂川と改められた。須川とは、酸川の転用であり、その由来は白砂川の水質が強酸性であったためである。今も、吾妻川との合流地点付近に架かる橋の名は須川橋である。また、その支川である草津川、小雨川と呼ばれることもあった。
かつては、あまりの酸度の強さから、「死の川」とまで評された。現在では、中和工場(品木ダム)が建設され、水質改善の結果、コンクリート護岸工事さえままならなかった白砂川の水は、県営湯川発電所、東京電力松谷発電所に利用さるまでに至った。