監護
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監護(かんご)は、親が親権者として自らの保護する子女の福利、厚生を考えて保護、監督することであり、その権利を監護権という。
民法820条に、[ 監護・教育の権利義務 ] として「親権を行う者は、子の監護及び教育をする権利を有し、義務を負う」とあり、親権を持つ親は、この監護権と子供の財産の保護管理権をもっている。もし、親が離婚する場合には、両親のうちいずれがこの親権を引き継ぐかということが決定されなくてはならない。往々にして、それは母親であることが多く、父親は養育費を出すのみになったりする。欧米では、1970年代から共同親権という考え方が、法律に反映されるようになってきた。これはたとえ離婚しても子どもの養育に関しては両親が共同して担当していくという発想によるものである。
この親権の延長線上に、子女に9年間の義務教育を受けさせる義務が生じてくる。