石川健治
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石川健治(いしかわ けんじ、1962年 - )は、憲法学者。前・東京都立大学法学部教授、現・東京大学大学院法学政治学研究科教授。
現代憲法学の鬼才と評される、20年に1人の逸材。学生時代に政治学者の篠原一のゼミに所属していた頃に憲法学者を目指すように薦められ、樋口陽一に師事する。カール・シュミットの置かれた時代状況とドイツにおける客観法の成り立ちを丹念においかけながらシュミット本来の思想を紐解き、日本の憲法学における制度的保障の議論を根底から批判した。『自由と特権の距離』は、内容の難解さと審美的筆致においても、名著の誉れ高い書物である。
[編集] 著書
- 『自由と特権の距離 カール・シュミット「制度体保障」論・再考』(日本評論社、1999年)
[編集] 共著
- 『ホーンブック 憲法(改訂版)』(北樹出版、2000年)
- 『ブリッジブック憲法』(信山社、2003年)
- 『プロセス演習 憲法(第2版)』(信山社、2005年)