神龍 (ドラゴンボール)
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神龍(シェンロン)は、漫画『ドラゴンボール』及びそれを原作とするアニメに登場する架空のキャラクター。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 概要
世界中に散らばるドラゴンボールを七つ集めると出現する龍。どんな(創造主の力を大きく超えたものを除く)願いも叶えてくれる。
基本的にはドラゴンボールから出現する龍全般のことをさすが、大抵は地球のドラゴンボールで出現する龍のことを指す。
各々の登場・叶えた願い等は、ドラゴンボール (架空の道具)参照。
[編集] 神龍の種類
[編集] 神龍(シェンロン)
声:内海賢二 → 佐藤正治(Z192、193話、劇場版)→郷里大輔(GT時)、矢田耕司(リメイク版Dr.スランプ)
地球のドラゴンボールから、「出でよ神龍!!そして願いを叶えたまえ!!」の掛け声で出現する(くだけた言い方で「神龍よーい! 出てきておくれ!」でも可)。
原作での初登場は其之十九、アニメでの初登場は第12話。サブタイトルはどちらも「ついに龍(ドラゴン)あらわる!」。
体色は緑。基本的にはどんな願いも1つだけ叶えてくれるが、創造主である神の力を超える願いは叶えられない。死者を生き返らせる際は一度に大勢の数を生き返らせることが出来るが、同じ願いは2度と叶えられない為、過去に神龍によって生き返った経験がある者を再び生き返らせることは出来ない。また、ピッコロ大魔王に1度消滅させられている。
魔族同様、神が死ねば神龍も死ぬ。また、神がピッコロと融合した際も龍族から戦士型へ生まれ変わった為、神龍の命もピッコロに吸収されドラゴンボールは石ころとなった。
人造人間編で新たに地球の神となったデンデに命を吹き込まれて生まれ変わる。その復活以降は、死人を生き返らせる場合は2つの願いを、それ以外の内容ならば3つの願いをかなえることが可能となった。願いを叶えた後は姿を消し、ドラゴンボールは石ころとなって世界中に散らばり、1年間願いを叶えられない。
セルの犠牲者を生き返らせた際、Z劇場版『復活のフュ-ジョン 悟空とベジータ』では、昔の神龍からは程遠い弱気な発言をしている事から、「創造主によって神龍の性格が変わるのではないかと」考えるファンもいる。それでもナメック星のポルンガに比べやや自信にあふれた発言は多かった。
[編集] 『ドラゴンボールGT』
ドラゴンボールが完全に浄化された後、呼んでもいないのに中から現れる。“これ以上ドラゴンボールを使わせるわけにはいかない”と言い、邪悪龍達によって犠牲になった人達を生き返らせた後、ドラゴンボール・悟空と共に何処かへと消えていった。
[編集] 『CROSS EPOCH』
奇跡の球から呼び出される龍として登場。呼び出された後は一年の休暇と一部の彼(彼女?)の親しい友人を招いての盛大な大イベントが行われる。
[編集] ポルンガ
ナメック星のドラゴンボールから、「タッカラプト ポッポルンガ プピリットパロ」の掛け声で出現する。
原作での初登場は其之二百九十二「いでよ本場の神龍!!」、アニメの初登場はZ第75話「七ッの玉を揃えし者よ…さあ合言葉を言え!」。
ナメック星の神龍であり、地球のものの数倍の大きさ。願いは3つまで叶えられるが、死者を一度にたくさん生き返らせることはできない(ただし、何度でも同じ願いを叶えられる為、ポルンガが生き返らせた者が又死んでも自然死でなければ何度でも生き返らせることが可能)。最終的にはムーリの手によりパワーアップし、その制約もなくなった。地球の神龍と異なり、「可能な限り」と発言するあたりやや慎重な面も見られる。
ドラゴンボールの大きさも地球の物より大きく、ボウリングの玉ほどもある。地球のドラゴンボールが使えないとき、使われることが多い。また、地球のものが再び使えるようになるまで約1年かかるのに対し、ナメック星のものは約130日ほどで再び使えるようになる。
当初は威厳があるような存在だったが、ムーリになってからはクリリンの肉体を再生した時に服も再生してくれたり、願いを叶える際に「オッケー」と発言する等、ややファンキーになっていた。ナメック語で夢の神という意味を持つ。
[編集] 『ドラゴンボールGT』オリジナル
[編集] 邪悪龍
『ドラゴンボールGT』のみに登場する龍。ドラゴンボールを1度使うと、膨大なマイナスエネルギー波がドラゴンボールに蓄積され、それを浄化するのに100年の時を要するが、孫悟空らがドラゴンボールを幾度も使ったためにマイナスエネルギー波が爆発。神龍が邪悪龍へと変貌し、ドラゴンボールひとつひとつに邪悪な生命体が宿り、孫悟空らと対峙することになった。