私擬憲法
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私擬憲法(しぎけんぽう)とは、明治時代の大日本帝国憲法発布以前に、民間で検討された憲法の私案のこと。
現在60以上の存在が知られている。もっとも古い私擬憲法は、青木周蔵の起草による大日本政規(1872年)とされる。国会開設運動の高まりに伴い、憲法の必要性が認識されるようになり、1880年11月の国会期成同盟第2回大会で、翌年に憲法草案を持参することを決議したため、翌1881年に多数の私擬憲法がつくられた。内容は案によって様々で、抵抗権や革命権(東洋大日本国国憲按)を容認したもの、人民主権、議院内閣制を主張するもの、国民投票で皇帝を廃立する権利を規定したものもあった。
[編集] 主要な私擬憲法
- 1881年以降