竹下佳江

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

竹下佳江（たけしたよしえ、1978年 3月18日 - ）、日本のバレーボール選手。福岡県北九州市出身。身長の低さが気にならないトスさばき、高いレシーブ力、闘志あふれるプレーでチームを牽引している。ニックネームはテンであるが、本人はその由来を明かそうとはしていない。テレビ放送におけるキャッチフレーズは世界最小最強セッター、テンカーベル（2005年グラチャン）など。2006年のバレーボール世界選手権では大会MVPを受賞した。

[編集] 来歴

竹下佳江
生年月日		1978年3月18日
ポジション		セッター
所属		JTマーヴェラス
身長		159cm
体重		55kg
利き手		右
最高到達点	スパイク	280cm
	ブロック	270cm

高校時代には、全国大会の経験はないが、1995年の世界ユース選手権に出場し優勝を経験した。1996年にNECレッドロケッツに入団。1997年に全日本入りをする。1997年グラチャンでは、正セッター大貫美奈子の控えとして出場した。出番は少なかったが、コートに立つと会場からは拍手が沸き起こった。

2000年の全日本では正セッターを務めたが同年のシドニーオリンピックの出場権を世界最終予選で逃がすという苦杯をなめた。『負けたのはセッターの背が小さいからだ』と戦犯扱いされ批判の矢面に立った。

2001年のグラチャンに出場し銅メダルを獲得したものの、シドニー五輪の出場権を逃した責任を感じ続けて、2002年4月に当時所属していたNECを退社し、バレーボールから離れた時期があった。しかし、熱心な誘いを受けて、同年8月にJTマーヴェラスで復帰。2004年 5月20日にはJTとプロ選手契約を結んだ。

2005年、柳本晶一監督に全日本のキャプテンに指名される。Vリーグではチームメイトである菅山かおるとは、昔から仲がよくいつもそばにいる。海外で試合する際にDVDを持参するほどのお笑い（特に安田大サーカス）好きである。
2005年、スイス・モントルーの大会で海外記者から「ピカチュウに似てる」と言われ、"バレー界のピカチュウ"として子供達から絶大な人気を得ている。