竹内道雄
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竹内 道雄(たけうち みちお、1921年3月17日 - 2004年2月27日)は、日本の官僚。大蔵事務次官。82歳。
[編集] 略歴
東京府(現在の東京都・文京区)出身。東京府立第一中学、第一高等学校、東京帝国大学法学部卒業。1944年(昭和19年)、大蔵省入省。主に理財畑を歩む。1967年、近畿財務局長、1974年、主計局長、1975年 - 1977年、事務次官に就任。1978年12月に日本輸出入銀行総裁、1982年、東京証券取引所理事長。1989年(平成元年)から、1965年(昭和40年)の山一證券破綻事件で設立なった由来をもつ資本市場振興財団理事長になる。1999年(平成11年)から大蔵省参与。
帝大時代はボート部に属し、東大ボート部から大蔵省へ、これまで比較的多くの大蔵官僚が歩むコースの先鞭をつけた。後輩の長岡實もそのラインからスカウトされた。 また戦後、大蔵省が時代を経るに連れその権限を増幅させるに伴なって、それに対する大蔵官僚・職員の意識・気構えが付随していかなかったことを大蔵省バッシングが激しくなった頃に述べていた。