箱崎晋一朗
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箱崎 晋一郎(はこざき しんいちろう、1945年2月17日 - 1988年7月25日)は、日本の歌手。
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[編集] 経歴
岩手県出身。1969年に『熱海の夜』でデビュー。発売当時、首都圏の保養地として代表的な都市だった熱海市のご当地ソングとして話題になり大ヒット。女心を甘く切ない歌声で歌い上げる独特のファルセットが特徴で、ムード歌謡の流行の波にも乗り人気歌手の仲間入りを果たす。
しかし、『熱海の夜』以降ヒット曲に恵まれず低迷。『抱擁』のヒットで再び脚光を浴びたが、それも一時に過ぎなかった。実力はありながも好転しない生活、一時は箱崎晋一朗と改名したりしたが、なかなか這い上がれず、キャバレー回りばかり繰り返される歌手活動に見切りをつけ、ディレクター転進を決め、歌手として最後の曲として発表した『東京運河』が有線等でヒットの兆しを見せる最中、末期の肝臓癌で倒れ死去。享年43。
[編集] 代表曲
- 熱海の夜
- 抱擁
- 意地っぱり
- ブルー・ナイト・イン札幌
- 骨までしみる
- 東京運河
[編集] その他
後年、箱崎晋一郎から箱崎晋一朗に改名したが、亡くなる前に再び箱崎晋一郎へ戻している。そのためTV、CDでは表記が箱崎晋一郎、箱崎晋一朗二通りあり、一定していない。