紀見トンネル
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紀見トンネル(きみ-)とは、大阪府河内長野市と和歌山県橋本市とを結ぶトンネル。
道路(国道371号線)が通る紀見トンネルと、鉄道(南海高野線)の紀見トンネルの2つがあり、鉄道のトンネルには紀見峠トンネル(きみとうげ-)という通称がある。
[編集] 国道トンネル
都市計画道路 高槻橋本線として事業化され、1969年(昭和44年)に国道170号線として開通。1982年(昭和57年)4月1日に国道371号線に指定替えされて現在に至る。
- 全長 1453m
- 車道幅員 6.50m(2車線)
- 全幅員 9.00m
- 完成年 1969年
[編集] 鉄道トンネル
通称「紀見峠トンネル」。南海高野線の天見駅~紀見峠駅間にある。1914年(大正3年)12月に完成し、翌1915年(大正4年)3月11日に供用開始された。全長は1562m。橋本側南坑口の上部には当時、高野線を経営していた高野登山鉄道の社長根津嘉一郎が揮毫した「紀見隧道」の扁額が掲げられている。
1976年(昭和51年)4月4日には複線化のため、東側に並行して下り線用として新紀見トンネル(全長1853m)が開通し(こちらも通称は「紀見峠トンネル」で統一している)、従来の紀見トンネルは改修されて上り線用となっている。
[編集] 関連項目
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