習合
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習合(しゅうごう)とはさまざまな宗教の神々に見られる神々の合体のこと。
2柱以上の神に性質の類似性が見られる場合におこる。片方が一方を完全に飲み込んだり、名前を併記したりと様々な形の習合が見られる。
エジプト神話においては、片方が一方を飲み込んだ代表的なものとしてはともに知恵の神であったトトとヘジュウルがあげられる。元々トキの姿であったトトとヒヒの姿であったヘジュウルが知恵の神という共通点から習合したことによって、知恵の神トトの姿にヒヒの姿が加わった。 名前を併記するものの代表例としては共に創造神であるラーとアトゥムのラー・アトゥムがあげられる。